2019年(令和元年)一級建築士製図 12月までにやる事

製図問題文作成フローと一級独学勉強法

製図試験まであと25日

忙しい仕事の中モチベーションのキープも難しいと思う。

12月再試験受験生の苦悩は計り知れない。

過去合格した受験生も、講師達も、ほとんどが経験をした事の無い未知の領域での闘い。

少しでもその不安を解消できれば幸いだと思うのでブログを書こうと思う。

これまで解いてきた問題の整理

残り25日、10月問題の研究は完了しただろうか。そして、今まで解いた問題の整理は進んでいるだろうか。

もしその10月問題の研究ができないまま新たな問題を解いているなら、今週はまず10月問題の研究をすべきだと思う。

その理由は下記動画にて

そして、今まで解いた問題の整理ができていないのであれば、是非『部門構成』『建物ボリューム(吹き抜け、2F以上の屋外施設、ターゲット面積)』『接道(敷地図、渡廊下(これも接道として))』『ヘリアキ(1Fの屋外施設、駐車場)』で整理してみてほしい。これらは問題文の『配置、ゾーニング、動線、断面構成』=空間構成をつかさどっている。

言い方を変える。

あえて語弊を恐れずに言った方が伝わると思うので、私はこう伝えたい。

『空間構成』は問題文の中の『部門構成』『建物ボリューム(吹き抜け、2F以上の屋外施設、ターゲット面積)』『接道(敷地図、渡廊下(これも接道として))』『ヘリアキ(1Fの屋外施設、駐車場)』でほとんど決まると言っていい。

下図を見て欲しい。合格発表時に公表される採点のポイントと今年の課題発表内容、そして問題文との関係を整理した図であるが、空間構成とリンクしていることが分かると思う。『ほとんど』というと確かに語弊はあるのだが、この図を踏まえた上で、次章の問題作成フローを参考に実際に問題文を作ってみると、分かると思う。

課題発表内容と問題文と採点のポイントの関係図

じゃあ、整理した後はどうするのか → 問題文を作ってみる

『部門構成』『建物ボリューム(吹き抜け、2F以上の屋外施設、ターゲット面積)』『接道(敷地図、渡廊下(これも接道として))』『ヘリアキ(1Fの屋外施設、駐車場)』でパターンを整理したらどうするのか。

次は、試験元になったつもりで、その中からニューパターンの組合せで、自分で問題文を作り変えて欲しい。そして、自分が一番苦手だと思うパターンを選び出して、『この問題が12月に出たら、苦戦するなと思う問題文』を作ってみてみる。敷地図はあまり考え過ぎず、苦手だったと思う問題の敷地図を参考にしてもいいが、出来るなら10月問題にならって、構成要素は同じくらいにした方が良いだろう。(過去記事参照)

その2記事

どうやって作るのか → 自分の解いた問題文の中からピックアップ

令和元年をベースにしたエクセルを作ったので活用してみてほしい。(まとめにリンク有)

このエクセルデータは下図の問題文作成フローの②の状態である。そして、この問題文の『部門構成』『建物ボリューム(吹き抜け、2F以上の屋外施設、ターゲット面積)』『接道(敷地図、渡廊下(これも接道として))』『ヘリアキ(1Fの屋外施設、駐車場)』を自分が解いてきた問題文の中からピックアップして、色々と変えてみる。

するとここで気付きがあると思う。

今まで解いてきた問題文から テキトウに 引っ張ってきた条件を問題文に入れても、それだけでは問題の整合性が成立しないのではないだろうか。吹抜けを設定したらターゲット面積を調整しなくてはならないし、接道を決めたら1Fの屋外施設の配置を調整しなくてはならない。部門構成も建物ボリュームから階振りを想定して、切り離して良い要求室をあらかじめある程度決めておかなくてはならない。

このように問題文を作る際、まずは 『部門構成』『建物ボリューム(吹き抜け、2F以上の屋外施設、ターゲット面積)』『接道(敷地図、渡廊下(これも接道として))』『ヘリアキ(1Fの屋外施設、駐車場)』 を決めて、矛盾なく作ることから始める。

更に気付きが無いだろうか。

それ以外の項目も『部門構成』『建物ボリューム(吹き抜け、2F以上の屋外施設、ターゲット面積)』『接道(渡廊下も接道として)』『ヘリアキ(1Fの屋外施設、駐車場)』を決めたら、成立するように調整して決めていく必要がある。

そう。つまりこのように問題文を作る際には各々の調整を図るため、出題者の意図が表れてくるのである。

問題文を作ってみるとより理解できると思う。問題作成者の意図は問題作成者になってみないと分からない。当たり前といえば当たり前である。この追体験は本番でのエスキス短縮に絶対に繋がる。

問題文作成のフロー

作図の練習

元エクセルデータを用意したので、問題文の作成自体はさほどに時間もかからないと思う。 これまでに解いてきた問題を自分で編集して再構築し、『自分の弱点を補強する唯一無二の製図問題』を作る。そして、この 『自分の弱点を補強する唯一無二の製図問題』 で作図の練習は行って欲しい。この問題なら今のタイミングでの作図練習も意味が出てくる。問題文の細かい諸条件も自分で増減してみることで、チェック項目を増減させることが出来る。チェック漏れや作図に時間を掛けさせる問題も自分で作りこんで練習してみることが可能となる。

まとめ

本来77日間の闘いだったはずが、延長戦でプラス55日。

辛い闘いを強いられていると思うが、こんな闘い方もあるので、今回紹介してみた。

私は平成26年 こんな独学法で学習を行ったが、問題文を作るというアウトプットからは、問題作成者の意図を追体験することが可能で、問題文に込められている作成者意図を知る事が可能なのである。これはエスキス時短につながった。そして自分で作った問題の作図項目の増減で、チェック漏れ確認練習や作図時短にも繋げることができた。

もちろんこれら以外にも、エスキスと作図のタイムスケジュール管理やチェック方法もあり、色々と工夫はしていたがいずれにせよ、あと約1か月、問題文を ただ整理してみるだけでは実践的ではないことは確かだ。それは作業に過ぎないから。今日まで解いてきた学校やウェブサイトの問題を整理し、その情報を使って 『自分の弱点を補強する唯一無二の製図問題』 を作り、作る過程で、出題者意図が分かるようになって、更にその問題で作図の練習もやっていけば、鬼に金棒だと思う。是非試してみて欲しいと思う。

頑張り過ぎず!

←noteにて製図作成用エクセルデータをアップしました

ダウンロード(note)

コメント

タイトルとURLをコピーしました