令和元年一級建築士製図試験 再試験12月8日! 平成26年度製図問題分析 傾向と対策 その4

一級建築士製図試験の台風の影響による再試験日が、公益財団法人建築技術教育普及センターより12月8日であると正式に発表された。本日10月25日(金)現在、今日を入れて残り44日間である。課題発表が7月26日であったので、本日が91日目。つまり延長戦は課題が発表されてから本来の試験日であった10月12日までの77日間に対し135日間の闘いとなり、試験勉強期間が通常の約1.75倍となった。

一級建築士製図試験は

上位40%が合格する相対評価の試験(公益財団法人建築技術教育普及センターの毎年の合格率)

『全国統一の採点基準がある(各支部に毎年掲示される合格率は、地域ごとの合格率に違いがある)』

『試験内容が変わったとしても同じ採点基準が採用される(平成26年の沖縄の合格率は30%)』

その1ブログ

を踏まえると、どう考えても今年の再試験問題は似てくるはず(平成26年の問題は、実際に似ていた。)。

引き続き平成26年の本土試験と沖縄試験の比較を行う。類似点と相違点の整理、このクソ面倒な作業は私がやってみることにするので、この知見、是非、10月試験の研究に役立ててほしい。

その2ブログ

その3ブログ

『設計条件』の比較 その4 計画に当たっての留意事項

※Twitterからのリンクでは、一部色が表示されておりません。safari等では色付きです。

赤文字:本土試験と沖縄試験でどちらかに難易度の差が発生しているもの

青文字(下線):本土試験と沖縄試験でどちらかに作図表現にわずかではあるが手間の差があるもの

青文字:表現の違いはあるが、その違いが難易度の差とまでは言えないもの

緑文字:単体では本土試験と沖縄試験で難易度に差が発生するが、他の部分との関係で難易度が相殺されて差が発生しないもの

平成26年度本土試験沖縄試験
建築計画についての留意事項
  1. 敷地の周辺環境に配慮する
  2. 建築物はバリアフリー、セキュリティ等に配慮する
  3. 休憩・情報部門、店舗・料飲部門、温浴部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮する。
  4. 24時間利用可能なエリアとそれ以外のエリアを明確にゾーニングし、夜間利用に配慮する。
  5. 勾配屋根の形状を活かした室内空間となるように計画する。
  6. 自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する
  1. 敷地の周辺環境に配慮する
  2. 建築物はバリアフリー、セキュリティ等に配慮する
  3. 休憩・情報部門、店舗・料飲部門、温浴部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮する。
  4. 24時間利用可能なエリアとそれ以外のエリアを明確にゾーニングし、夜間利用に配慮する。
  5. 自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する

構造計画についての留意事項

  1. 建築物全体が、構造耐力上、安全であるように計画するとともに、経済性にも配慮する。
  2. 構造種別、架構形式及びスパン割りを適切に計画する。
  3. 耐震性に配慮し、必要に応じて、耐力壁等を設ける。
  4. 部材の断面寸法を適切に計画する。
  1. 建築物全体が、構造耐力上、安全であるように計画するとともに、経済性にも配慮する。
  2. 構造種別、架構形式及びスパン割りを適切に計画する。
  3. 耐震性に配慮し、必要に応じて、耐力壁等を設ける。
  4. 部材の断面寸法を適切に計画する。
設備計画についての留意事項
  1. 空調設備、給排水衛生設備、電気設備、消火設備等を適切に設け、環境負荷低減に配慮する。
  2. 浴室の給湯設備は、熱源機器と貯湯槽からなる中央給湯方式とする。
  3. エレベーターを適切に設ける
  1. 空調設備、給排水衛生設備、電気設備、消火設備等を適切に設け、環境負荷低減に配慮する。
  2. 浴室の給湯設備は、熱源機器と貯湯槽からなる中央給湯方式とする。
  3. エレベーターを適切に設ける

計画に当たっての留意事項は、『勾配屋根の形状を活かした室内空間となるように計画する』点を除き全く同じである。本土試験と沖縄試験に難易度の違いはほぼ無いと言える。

『要求図書』の比較 その1 要求図書と面積表

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赤文字:本土試験と沖縄試験でどちらかに難易度の差が発生しているもの

青文字(下線):本土試験と沖縄試験でどちらかに作図表現にわずかではあるが手間の差があるもの

青文字:表現の違いはあるが、その違いが難易度の差とまでは言えないもの

緑文字:単体では本土試験と沖縄試験で難易度に差が発生するが、他の部分との関係で難易度が相殺されて差が発生しないもの

平成26年度本土試験沖縄試験

1階平面図 兼 配置図(1/200)

2階平面図(1/200)

①1階平面図兼配置図及び2階平面図には、次のものを図示又は記入する。

  • 建築物の主要な寸法(柱割り及び床面積の計算に必要な程度)
  • 室名等
  • 要求室数の面積
  • 24時間利用王可能なエリアとそれ以外のエリアとの区分(破線で図示する。)
  • 採用した構造種別、架構形式及びスパン割に応じて必要となる構造要素(必要により、判例の空欄に名称・記号を記入し、図示する。)
  • 設備シャフト〔パイプシャフト(PS)、ダクトスペース(DS)、電気シャフト(EPS)〕の位置
  • 設備計画に応じた設備スペース
  • 断面図の切断位置
  • 屋外テラス
  • 要求室の特記事項に記載されている什器等

②1階平面図兼配置図には、次のものを図示又は記入する

  • 建築物の出入口
  • 敷地内の駐車場
  • 屋外休憩スペース
  • 通路、植栽等

③2階平面図には、次のものを図示又は記入する

  • 居室の最も遠い位置から直通階段の一に至る歩行距離及び経路
  • 1階の屋根、ひさし等となる部分
  • 2階の屋根の形式(軒先、棟等を一点鎖線で図示する。)

①1階平面図兼配置図及び2階平面図には、次のものを図示又は記入する。

  • 建築物の主要な寸法(柱割り及び床面積の計算に必要な程度)
  • 室名等
  • 要求室数の面積
  • 24時間利用王可能なエリアとそれ以外のエリアとの区分(破線で図示する。)
  • 採用した構造種別、架構形式及びスパン割に応じて必要となる構造要素(必要により、判例の空欄に名称・記号を記入し、図示する。)
  • 設備シャフト〔パイプシャフト(PS)、ダクトスペース(DS)、電気シャフト(EPS)〕の位置
  • 設備計画に応じた設備スペース
  • 断面図の切断位置
  • 要求室の特記事項に記載されている什器等

 ②1階平面図兼配置図には、次のものを図示又は記入する

  • 建築物の出入口
  • 屋外販売スペース
  • 敷地内の駐車場
  • 通路、植栽等

③2階平面図には、次のものを図示又は記入する

  • 居室の最も遠い位置から直通階段の一に至る歩行距離及び経路
  • 1階の屋根、ひさし等となる部分
断面図(1/200)
  • 切断位置は、建築物の全体の立体構成及び勾配屋根の形状をいかした空間構成が分かる断面とする。なお、水平方向、鉛直方向の省略は行わないものとする。
  • 塔屋を除く建築物の高さ、階高、天井高、1階床高、主要な室名及び屋根の勾配を記入する
  • 基礎、梁及びスラブの断面を図示する
  • 切断位置は、吹抜け部分を含み、建築物の全体の立体構成が分かる断面とする。なお、水平方向、鉛直方向の省略は行わないものとする。
  • 屋上に設備スペースを設けた場合は図示する
  • 塔屋を除く建築物の高さ、階高、天井高、1階床高、主要な室名を記入する
  • 基礎、梁及びスラブの断面を図示する
2階梁伏図(1/200)
  • 2階からの見下げ図とし、主要な柱、大梁、小梁及びスラブは構造部材表の符号を明示する
  • 構造部材表に主要な柱、大梁、小梁及びスラブの断面寸法を記入し、主要な部材が複数となる場合は空欄に符号・部材・断面寸法を追加記入する。
  • 2階からの見下げ図とし、主要な柱、大梁、小梁及びスラブは構造部材表の符号を明示する
  • 構造部材表に主要な柱、大梁、小梁及びスラブの断面寸法を記入し、主要な部材が複数となる場合は空欄に符号・部材・断面寸法を追加記入する。
面積表地上1,2階の床面積及び合計を記入する。なお、各階の床面積についてはその算定式も記入する。地上1,2階の床面積及び合計を記入する。なお、各階の床面積についてはその算定式も記入する。

要求図書と面積表について、

1階平面図兼配置図・2階平面図では、その他の施設の違いが表現されている。これは難易度の差を生まない表現の違いである。本土試験では勾配屋根であったため、2階の屋根の形式を一点鎖線で図示する必要があり、手間がかかかる点、忘れた場合の減点が発生するため、わずかな差ではあるが本土試験が難易度が高かったと言える。

断面図は、切断位置が、本土では屋根勾配と同方向指定、沖縄では吹抜け部指定とされている。また、本土では屋根勾配についての図示、沖縄では屋上設備スペースの図示がそれぞれ指定されている。いずれも、指定条件数は同じで難易度は『相殺』されていると考えられる。

以上2点を除き全く同じ表現であり、つまりこれは必要最低限の作図要素が、ほぼ同じであると言えるのである。難易度に違いは無かったと言える。

『要求図書』の比較 その2 計画の要点

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赤文字:本土試験と沖縄試験でどちらかに難易度の差が発生しているもの

青文字(下線):本土試験と沖縄試験でどちらかに作図表現にわずかではあるが手間の差があるもの

青文字:表現の違いはあるが、その違いが難易度の差とまでは言えないもの

緑文字:単体では本土試験と沖縄試験で難易度に差が発生するが、他の部分との関係で難易度が相殺されて差が発生しないもの

平成26年度本土試験沖縄試験

建築計画

  • ゾーニング計画で工夫したこと
  • 休憩・情報スペース、レストラン及び浴室の計画について、その位置とした理由及び動線計画において工夫したこと
  • 勾配屋根の形状を活かした室内空間とするために工夫したこと
  • 各部門の構成と配置について工夫したこと
  • 休憩・情報スペース、フードコート及び浴室の計画について、その位置とした理由及び動線計画において工夫したこと
  • 吹抜けを活かした室内空間とするために工夫したこと
構造計画
  • 構造上の特徴及び構造計画上特に配慮したこと
  • 勾配屋根の架構計画について、その特徴及び特に配慮したこと(図等により補足してもよい)
  • 採用した構造種別、架構形式を示すとともに、設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)を記述すること
  • 吹抜け部分の構造計画について配慮したこと(図等により補足してもよい)
設備計画・環境負荷低減
  • 浴室の給湯設備において、採用した熱源方式と採用した理由及び熱源機器の設置場所について配慮したこと
  • 「浴槽ろ過機」、「非常用発電機」及び「地域特産品売場の空調機」について、その設置場所を記入し、維持管理及び機器の更新について配慮したこ

 

 

  • 建築物の特徴(勾配屋根、吹抜け等)に対応した環境負荷低減について、配慮したことを具体的に記述する。なお、断面図等において補足してもよい

 

 

 

  • 浴室の給湯設備において、「A:ガス又は油の燃焼によるボイラー(温水ヒーター)方式」又は「B:電動空冷ヒートポンプ方式」の給湯熱源方式について平面計画上、配慮すべきことを記述し、採用した熱源方式(A又はBのいずれかを選択し、その記号を記入する。)及び採用した理由を記述する
  • フードコートの省エネルギー計画について、次の①及び②の要点等を具体的に記述する。なお、要求図面では表せない部分についても記述する。
    • ①建築計画において、冷暖房負荷削減及び自然通風について工夫したこと(建築材料のみの記述は不可)
    • ②空調設備計画において、空調用エネルギーを削減するために考慮した省エネルギー手法について記述すること

最後に計画の要点について相違点・類似点を見ていく。

建築計画の要点

建築計画については、『ゾーニング計画の工夫』(本土)、『各部門の構成と配置の工夫』(沖縄)という表現の違いはあるが、ほぼ同じ意味であるといえる。また、『勾配屋根の形状を活かした室内空間とするための工夫』(本土)、『吹抜けを活かした室内空間とするための工夫』(沖縄)は、室内空間の天井高を高くして、十分な採光と開放性について記述すればよい。よって建築計画の要点はほぼ同じ難易度であったと言える。

構造計画の要点

構造計画については、『設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)』(沖縄)についての記述が当時、過去に出題例が無く、学科で学習した内容を製図試験に応用し、しっかり記述できる力が必要となる難易度が高い問題であったと言える。一方『勾配屋根の架構計画』(本土)については、前年度にも同様の出題がされていたため、屋根勾配に合わせた梁・スラブを、対称のラーメン架構として、棟位置には柱を配置する等を記載することは割と容易であった。『吹抜け部の構造計画』(沖縄)についても、短辺方向に梁を架け経済性に配慮程度で良かった事を考えると、本土試験、沖縄試験に差異は無い。

設備計画の要点

設備計画と環境負荷低減についての計画の要点は、まず、浴室の給湯設備において、本土ではシンプルに採用した熱源方式の採用理由と設置場所について記述させ、次の問いで、別設備機器ではあるが、設置場所と、維持管理及び機器の更新についてを記述させている。沖縄試験では、Aガス又は油の燃焼によるボイラー(温水ヒーター)方式又はB電動空冷ヒートポンプ方式を選び、その平面計画上の配慮を記載させ、採用した方式とその理由を記述させた。小難しく記載されているせいで、一見難易度が上がったように見えるが、実はいずれも、維持管理・更新について書かせたい意図が見て取れるのである。環境負荷低減については、フードコート限定のしばりが、記述内容に制限をかけているため、自由に記述出来た本土試験よりも沖縄試験の難易度は、少し上がったと言える。とはいえ、落ち着いて記述出来る事を整理すれば、①全熱交換器、②開口部を多く設ける、③空冷ヒートポンプ方式を採用(成績係数が高く熱効率およびエネルギー効率が良い、空気中の熱源の移動を利用した冷暖房するシステム)ぐらいが記載出来ていれば問題は無かった。

まとめ

  1. 計画に当たっての留意事項は、本土試験と沖縄試験に難易度の差は無い
  2. 要求図書と面積表の違いは本土試験では勾配屋根であったため、2階の屋根の形式を一点鎖線で図示する必要があった点であり、わずかな差ではあるが本土試験の難易度が高い
  3. 計画の要点は、構造計画において、『設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)』(沖縄)についての記述が、当時過去に出題例が無く、学科で学習した内容を製図試験に応用し、しっかり記述できる力が必要となる点で、難易度が高い問題であった。
  4. 設備計画の要点は一見沖縄試験の難易度が上がったように見えるが、実はいずれも、維持管理・更新について書かせたい出題者意図があり、難易度に差は無い。
  5. 環境負荷低減については、フードコート限定のしばりが、記述内容に制限をかけているため、自由に記述出来た本土試験よりも沖縄試験の難易度は、少し上がった

総まとめ 平成26年度の再試験の難易度の差

以下に今回得た知見をまとめる。

  • 再試験が12月8日
  • 本来77日間の学習期間は、135日間となり、1.75倍
  • 一級建築士製図試験は
  • 『上位40%が合格する相対評価の試験(公益財団法人建築技術教育普及センターの毎年の合格率)』
  • 『全国統一の採点基準がある(各支部に毎年掲示される合格率は、地域ごとの合格率に違いがある)』
  • 『試験内容が変わったとしても同じ採点基準が採用される(平成26年の沖縄の合格率は30%)』
  1. 敷地を構成する要素はほぼ同じ。だが、接道が短くなる分、沖縄試験が若干ではあるが難易度が上がる。また、縦長敷地になったことで、作図慣れしていない受験生はてこずる。沖縄難
  2. 沖縄問題では設計条件から勾配屋根が消え、『折角完璧にしていた知識が無駄になった』という点で、逆に沖縄試験が、ほんの少し不利。沖縄難
  3. 敷地の東側が遊歩道になっているが、そちらから行き来できるようにする必要が沖縄試験に加わり、動線計画の条件というのは、建物全体の配置にも影響が出てくるため、本土試験に比べれば難易度は上がる。沖縄難
  4. 沖縄試験では、24時間利用範囲が休憩・情報部門だけではなく、部門を跨いで、店舗・料飲部門の物販店舗(A)まで拡張。沖縄難
  5. 男性用便所、女性用便所の数がわずかだが沖縄試験で増加。沖縄難
  6. フードコート厨房(沖縄)には『配膳カウンターを3か所設ける』『食器等の返却コーナーを1か所設ける』『倉庫及び従業員の休憩スペースを設ける』という細かい条件が指定。沖縄難
  7. 浴室の特記が、沖縄試験では『眺望に配慮』に代わる。。沖縄難
  8. 要求図書と面積表の違いは本土試験では勾配屋根であったため、2階の屋根の形式を一点鎖線で図示する必要があった点であり、わずかな差ではあるが本土試験の難易度が高い。本土難
  9. 構造計画の要点は、構造計画において、『設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)』(沖縄)についての記述が、当時過去に出題例が無く、学科で学習した内容を製図試験に応用し、しっかり記述できる力が必要となる点で、難易度が高い問題であった。沖縄難
  10. 環境負荷低減の計画の要点については、フードコート限定のしばりが、記述内容に制限をかけているため、自由に記述出来た本土試験よりも沖縄試験の難易度は、少し上がった。沖縄難
  11. 上記10項目以外は類似し、難易度の差は無い。

以上が平成26年の再試験の類似点と相違点である。沖縄試験が都合9項目において難易度が高かった。この傾向を残りの45日間の学習で対策として活用してほしい。

再試験となった受験生の方にとって最後まで気が抜けない大変な闘いが長引き、精神的にも身体的にも疲弊していると思う。私も残り45日間何かヒントになることが伝えられたらと思うので、引き続き頑張って欲しい。心からエールを送る。

おまけ

このように製図問題文は細かな要素に分解することが出来るが、この分解によって、採点表も作る事が可能だし、エスキスも圧倒的に早くなる。

独学法

実は『製図問題文は細かな要素に分解すること』が私が平成26年度に行った製図の独学法である。と言っても受け売りで、ウラ指導さんではこれを『過去問研究の縦読み』といった。これは本当におすすめの方法である。人から教えてもらった方法を我が物顔で独学法などと言ってしまうのが、私の凄いところだが、実はそこに私なりのオリジナリティを少しだけ加えたのが平成26年だった。何かというと、過去問の要素を自分なりに組み合わせて、その年の試験課題に改造して自分で問題を作って解き始めたのである。

  1. 過去問エクセル整理(最初は3年分)
  2. さかのぼって更にエクセル整理(平成21年まで)
  3. 組み合わせて問題を作ってみる。

もちろんこれ以外にも計画の要点やスピードアップの独学法は色々あったが、独学法の幹の部分はこの要素分解であった。

エスキス時短

今回私は平成26年の本土と沖縄の表を作って比較したが、受験時代、解いた問題をエクセルに整理していく作業を習慣化した。そうすると問題文を読むスピードと正確さが格段に上がる。この能力が上がってくると、エスキス用紙に本当に必要な情報だけ書けば事足りるようになってくる。エスキスが時短できるようになり、作図にたっぷり時間が使えるようになるのだ。また、問題文を整理して集積しておくことで、エクセルの検索機能が使えて、何年の問題かが瞬時に検索が可能になることで、学習の効率も高まった。

エスキスは手段であり目的ではない。エスキスに2時間が掛かっていた私は作図も遅かった。なので6時間半の使い方を徹底的に分析してみた。すると、問題文読みからエスキスで、実は同じ作業を2回行っていることに気が付いたのだ。作図はこれ以上スピードが上がらなかったので、問題文読みからエスキスで同じ作業を行わないよう問題用紙をそのままエスキス用紙化した。

おまけ まとめ

『製図試験』はこの細かな要素を、効率よく、素早く整理し、図面に素早くアウトプットする作業である。それを競う『レース』といってもいい。製図の勉強法は特別な方法・決まったやり方は無い。正解は1つでは無いのだ。組み合わせて自分なりのベストを見つける事が大切である。

 

もう一度言う。残り45日間何かしらキツイとは思うが頑張って欲しい。

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